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個人成立ペア-1-

No.1

刀祭個人募集マッチング01.jpg

【持ち主】サーヴェイン・ブラッド

「やぁ」
悲しげな瞳が印象的でつい声をかけてしまった。
まだ幼く頼りなさげにみえる表情と相反した強い魔力が彼のその瞳と関係しているのか…
はじめて腕に抱いたあの最初の愛し子に似た孤独さを纏うこの少年に自分はなにができるだろう。
力を貸して欲しい、一緒に戦おう、君を守らせてくれ、たくさん言葉が浮かんだのに口から溢れた言葉は言葉足らずな誘い文句だった。
「この戦いが終わったら僕の家族にならないかい?」

【武器】サン・アマデウス

「家族…?」
そういえば、自分も人の子として生まれた以上、
父親も母親も存在したはずだが、
それが誰なのかすら知らないことを、
今まで疑問に感じたことも無かった。
「僕はもう…人ですらないのに?」
不思議な人。何か特殊な、そんな雰囲気を感じる。
ああ、きっとこの人も―――。
「うん。僕は正直まだよく分からないけど、
一緒に生きてくれるんだね。宜しくお願いします」
自然と綻ぶ表情と、胸に広がる高揚感…
命を失った後に初めて抱くなんて、
僕はやっと"人間"になれたのかもしれない。

No.2

刀祭個人募集マッチング02.jpg

【持ち主】桜日ほまれ

「ま、まさか敵陣ど真ん中に落とされるとは…
ぁ、あれ?強そうな…鬼…?
(あ、すっごい好みのタイプ…ほまれ人生初の一目惚れ!?)
そ、そこの殿方!
あの、いきなりで申し訳ないのだけどほまれのね、相棒、そう、相棒になってほしいの!
(なんだこいつって顔されてる気がするけど頑張れほまれ!恋はいつでも全力投球よ!)
敵の、悪いやつなんだってわかってるけど、恋にそんなの関係ないし…それにほまれは人を見る目だけは自信あるの!
きっと鬼さんはいい人なの!わかるの!
今はこわーいお顔してるけどきっとほまれと一緒にいたらニコってなるから!
ね?おねがい、ほまれと一緒に来てくださいっ!!」

【武器】鬼祓いの大太刀

唐突に近くに現れる少女。どうやら『此方』に呼ばれて来たらしい。知識では知っているが、見るのは勿論初めてだ。
思いっきり視線が合って、しかもなんだか物凄く見つめられた後、捲くし立てるように言われた事に、混乱を禁じ得ず、物凄く怪訝な顔で見つめ返してしまう。
…なんだか厄介なのに気に入られてしまったようだ。しかし…なぜか放って置けない気持ちも確かに存在している為、諦めて返事をすることにした。
「えーっと、そこの嬢ちゃん…。あー…(色々考え込んで溜め息を吐き)うん…とりあえず守ってやるから…こっち来い。」(何でかなぁ…斬って捨ててもいいはずなのに…あぁ!!もう自棄だ!!)
彼女が傍に来たのを確認すると、庇うように前に立ち、刀を構えて叫ぶように言い放つ。
「よし!今からコイツに手出す奴は敵だ!!掛かってきやがれ!!!」

No.3

刀祭個人募集マッチング03.jpg

【持ち主】桜日宗人(さくらびそうじん)

目の前に現れた少女に思わず喉がごくりと音を立てる。
「綺麗だ…」
溢れるように出た声に気づきこちらを振り向いたその真っ赤な瞳を見た瞬間、身体中の血が暴れるように流れるのを感じた。
わからない、たぶん、もう本能なんだ。
奪われたいと思っている。
引き寄せられるように目の前に立ち、すっとその手を取った。
「君のものにして欲しいな…」
この子が悪を望むなら僕はそれに従おう。
善を良しとしてくれるのなら僕は全力を持って君を導こう。
「さぁ、答えを聞かせてくれるかい?」

【武器】珠沙(ミーシャ)

「綺麗だ…」
慣れ親しんだその言葉にそちらを見やれば、そこには1人の男が立っていた。
第一印象は…冴えねぇおっさん、っつーとこか?
まぁ見た目は悪くないが。
そんな感想を抱きつつ目の前に立つ男を見上げる。
自身の手を取ったその手は、軟弱そうな見た目に反して意外と男らしい…否、武人らしい手をしていた。
(…へぇ、人は見かけによらねぇってか…?)
「ふん、見る目はあるみてぇだな?
俺のものになりたいたぁ殊勝なこった。
そうだな…俺の餌になりてぇなら…。」
胸元を掴み、ぐいと引き寄せ耳元に囁く。
「てめぇが餌としてどれくらい価値があんのか、見せてもらおうか…?
俺好みの血なら、餌にしてやってもいいぜ?」
そう言って、がぶり、喉元に噛み付いた。

首筋から滴る血をぺろりと舐めてから、獲物を値踏みする目で嗤う。
「…悪くねぇな。いいぜ、お前を俺の餌にしてやるよ。
俺は珠沙。精々血ぃ吸い尽くされてぶっ倒れねぇよう励むんだな。」

No.4

刀祭個人募集マッチング04.jpg

【持ち主】ジネヴラ・リザルチメント

真っ白な光に包まれる。彼女は眩しさに腕で顔を覆う。
気がつくと、どこか懐かしい、城の広間のような場所にいた。
他に誰もいないそこで、少女がひとり泣いている。
少女が身に纏う雰囲気は人間のそれではない。
神か、魔か。あるいは己と似たような、何がしかの呪いを受けた存在か。
どちらでも構わなかった。
少女の涙は、かつて自分が流した涙と同じものだったから。
ひとりは寂しい。ひとりは怖い。…しかし、誰かを求めずにはいられない。
「見つけた」
穏やかに微笑んで、彼女は後ろから少女を抱き締める。
「ひとりぼっちは、辛いわね。…私は不死の女。この身の呪いを解くために、旅をしているの。ねぇ貴女、よかったら、私と一緒に来ない?永い旅になると思うのだけれど、一緒にいてくれると嬉しいわ。ひとりきり、辛いだけの旅より、きっとずっと素敵な旅に出来ると思うのよ」

【武器】茨の短剣

一人でさみしいよってひたすら泣いていた。

そんな時だった。
『見つけた』
そんな言葉と共に優しい温もりが体に。
(一緒に…?私が……?私がいると、この人は嬉しいの?)
それは、私にとってなにより、嬉しい。

けれど
「……はじめまして。えと、ね。私は、茨の短剣っていう武器なの……。お守り刀みたいなものだったんだけど……今は呪いがあってね…持ち主を自殺させしてしまうんだ……。
それでもね、一人は寂しいよ……。一緒にいれたら嬉しいって…思う。けど、主様を傷つけたり死なせたくはない…んだ」
そう呟くと、彼女は私を一人にしないって言ってくれた。

「私を、望んでくれる……? 一緒にいてくれる……?
なら……連れて行って…。もう、寂しいのはいやなの……」

(死ねない呪い。なら、私が殺してしまう事もない?
貴方の側が、私の居場所って信じていい……?)

私は新たな主に、そっと手を伸ばしたのだった――

No.5

刀祭個人募集マッチング05.jpg

【持ち主】ロルフ・ブラッド

「其方チェンソーか。ふむ、見たところその破壊力戦力共に申し分ない。血飛沫を綺麗にあげれそうだ。丁度素手だけじゃ、物足りんと感じてたしな。どうだ?俺はこれから忌々しいハンター共を皆殺しに行こうと思うのだが物は試しに一緒についてこないか?力は十分にあるし、退屈はさせんぞ。
ただもし俺が其方、13の主人にふさわしくないと感じれば即その刃で切ってしまっても構わん。弱い主人などいらんしな。」

【武器】13(Thirteen)

「鉄を切るとまではいかねーけど、
刃も結構頑丈なんだぜ(ドヤァ)。
刃の回転で、血飛沫もたまや~ってもんよ。
アンタ今まで、素手で血飛沫上げてたのか…?
ヤバくない?でも良いじゃん!
ハンター狩り、行く行くぅ!血祭りにしてやろうぜ。
俺の方こそ期待外れにならないように、精々頑張るさ。
弱い武器もいらねーだろ?」

No.6

刀祭個人募集マッチング06.jpg

【持ち主】ベアタ・ラサルハグェ(ベアタ・ラサルハグェ・アークレッド)

「金の斧と銀の斧の逸話は聞いたことがある。
私たちの守り神が同視されているべつの神の物語だ。
金の斧と銀の斧、湖に落としたのは鉄の斧だったか、
それとも、銅の斧だった?
……どれでもいい。どれであったとしても、
戦斧をずうっと振るい続けていた私たちは、
あなたを、世界で唯一の武器にしてみせる。
戦うことが生きること、生きることが戦うこと。
きっと、私たちに平穏は訪れない。そんな舞台だけれど、
あなたは、私達に振るわれてみない?
旅とともにあった戦斧を、私たちは無碍にはしない。

紅い斧、とても綺麗よ。
欠けたって、すぐに直してあげるから、
私のもとにきなさい。こんな場所で一人で踊るのは、
あなたの器量じゃ勿体無いわ。」

【武器】ゾディアックス

“紅い斧、とても綺麗よ”
心の中で、ちゃぷんと波紋が広がった。
──昔日に同じ言葉をくれたのは、誰だっただろう。

「樵さんじゃない……もっと血の色が似合う女性(ひと)」

呟いてから、ズキズキする頭を抱え込む。
──“そんな禍々しい戦斧、手放しなさい”
樵にそう伝えたのは、別の女性だ…何か訳が?
だがどんな理由があったとしても、打ち捨てられたのには変わりなく。

「連れて行って!!!
そうして私が、何者であるかを思い出させて。
平穏に微睡み、戦いの最中に不安になった。
でも不安は、凶兆ではなかった…?
私を“唯一”にしてくれるという貴女。
私は……本当は貴女のような人を待っていたのかも。」

ドレスのスカートを軽く持ち上げて、カーテシーを。

「私の名はゾディアックス。
どうぞ、私を一生の旅の伴にしてください。
マスター、貴女の名は?」

No.7

刀祭個人募集マッチング07.jpg

【持ち主】ナロー・ガーデン

……俺を裏切っていた婚約者がね
「ずっと貴方が邪魔だった」と言ったんだ。
それが、俺が人を殺した切っ掛け。

料理人の端くれとして商売道具である包丁で殺したんだ。
だから、もう二度と包丁を手にするつもりはなかったけど……。

同じようなことを大切な人に言われて、殺された方と殺した方。
二度と包丁を握るつもりのなかった俺に、けれど調理用ではない包丁である君……これも何かの因果なら、君が良ければ縁を結ばないか?

【武器】ワードワールド

―――ずっとお前が邪魔だった―――
自身にも嘗て向けられた言葉を反芻する。

「私はただ…大切な人の役に
立ちたかっただけなのです。
そして残念なことに、命を散らすことでしか、
私は役に立てなかった…。
私は貴方の役に立てるでしょうか…?
同じ痛みを持つ貴方にとっての、
温かい何かになりたいのです」

No.8

刀祭個人募集マッチング08.jpg

【持ち主】キョウヤ シモツキ

「よぉ、お前、なかなか扱いやすそうなハンドガトリングだな。
暴れまくりたいって面しやがって…ははっ、なかなかいい面だ。
どうだ、俺のところに来て、一緒に暴れないか。
俺はな…長年慣れ親しんだ相棒が壊れちまって、心が空っぽになっちまってたんだ。
だが、お前だったら俺のこの空虚な心を癒してくれるに違いない、そう思う。
お前が、俺を救ってくれる唯一無二の存在なんだ。
…なーんて、嘘だけどな。
まあだが、お前を思い切り暴れさせてやりたいし、俺も久しぶりに暴れたいってのはホントだ。
加えて三食昼寝付の高待遇を約束してやる、断る理由はないだろ?」

【武器】GasH-17

「アァン?なンだテメェ、馴れ馴れしいな!
相棒とか救うとか、ンなモン俺が知る……って嘘かよ!嘘かよ!!
ハァ……テメェ変なヤツだな……
俺にゃァ相棒なんて必要ねェ、と、言いたいトコだが……
そもそもいたこたァねェからな、こりゃァ食わず嫌いってヤツかもしれねェ。
フン、一人で暴れンより、ちったァ余分に楽しませてくれンだろォなァ?
それと、昼寝よりァ暴れる方優先しろ。っシたら試しに使われてやってもいーぜェ?」

No.9

刀祭個人募集マッチング09.jpg

【持ち主】東郷 半四郎

自分の”力”を得られる場所。
いきなり異世界とやらに飛ばされた俺は初めこそ夢かと思っていたが、どうもそうではないらしい。
襲い掛かってきた奴を殴り飛ばしたこの拳の痛みが、それを教えてくれた。
そうとなれば、やる事は一つ。

「俺と一緒に暴れまわってくれるような奴はいねぇのか…ん?」
居た。いかにも、俺と同じ”匂い”のする奴が。
「…なぁ、そこのお前。俺と一緒に、暴れてみねぇか?」

【武器】旭派『十幻刀 斬拳』(じゅうげんとう ざんけん)

ふと声を掛けられて振り向けば、そこには人の姿としての俺と近い年頃の男が居た。直感で同じ暴れん坊だと分かる・・・だからこそ、ナメられねえように挨拶代わりのメンチを切った。

「なんだァ?てめェ・・・・・・俺に用でもあンのかよ」

ガンを飛ばしながら相手を睨み付けるも、怯む様子は見られない。そして俺の勘が告げる。コイツは俺と同じだ・・・喧嘩無しには生きられねえが「弱え奴には絶対に手を出さねえ」って、そんな心意気を強く感じるんだ。

「半四郎の兄貴よォ、良い眼で口説いてくれるじゃん・・・・・・気に入ったぜ!俺は十の刀を拳で殴って飛ばす、空手剣戟の『斬拳』ってんだ。喧嘩で暴れることなら誰にも負けやしねェさ。ヨロシク頼むぜ、兄貴・・・・・・押忍ッッッ!!!!!」

残心と共に礼を行い、俺は新たな任侠の卵と契りを結んだ。

No.10

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【持ち主】アルマンデリア・プリムローズ

「妖精さん、私の紅茶も、お菓子も、この瞳も全て捧げます。
だから、お姉様を苛める悪い人達に立ち向かう勇気をください……
お姉様はいつも私に優しくて温かいです。
私もお姉様に出来ることがあるのならそうしたいです。

紅茶とお菓子が足りないなら、明日の分も捧げます。
明日の明日の明日の、明日の分も捧げます。
苺のジャムにお砂糖に蜂蜜に、ミルクも捧げます。

私は妖精さんの姿を見ることしか出来ません……
もしも、お願いが届くならもう1つだけお願いがあります。
いつか、大人になったら妖精さんのような羽を生やしてください。
その羽でお母様とお父様に会いに行きたいです……

お願いします」

【武器】妖精爆杖『ピグミー・ニトロ』

「はぁい♪ニトちゃんを呼んだのは、あなたなの?
ニトちゃんはね、神様じゃないから捧げ物なんていらないし、空飛ぶ羽をあげることもできないの・・・・・・でもねでもねっ、ニトちゃんは平和で楽しいことが大好きだから・・・あのねっ、アルマちゃんとお姉さんを助けてあげたいの!ニトちゃんと一緒なら大丈夫、きっと毎日が楽しくなるはずだよっ!ふぃ~ふぃ~♪

それとねっ、えっとね、アルマちゃんとお姉さんをいじめる悪い人たちなんか、ニトちゃんのボムボム魔法でたくさんお仕置きしちゃうもんっ!うにむにー!」

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