TOUKENBUYUSAI
No.1
【持ち主】九埜 龍也(くの りゅうや)
【武器】月華派 縁影
「・・・お前は…(影の中に子供を見つけた。発言を聞くに、人を嫌う者ではないらしい。)
初めまして。お前に害になす者ではないから安心してくれ。俺は九埜だ。お前、名前は?
(武器の妖力に惹かれているのか…気持ちに動かされるままに 言葉を発する)
俺は…お前が気になるみたいなんだ。よかったら仲良く…いや、付喪神撃破に付き合ってはくれないか?」
「そなた、われがみえると?
すべてをみとおす、けいがんをもっておると おみうけいたす
われはえんえい、ともにあり、ともになりて、たびじをたすくもの
(上手く隠れたつもりが発見されて何年か振りに吃驚し、警戒して未だ姿は見せないままながら問いに答え)
そなたの、みてを、こちらに
(そろりと、影を纏った儘黑く漂う腕のみを差し出し、相手の片手を包み込む)
たをこばまぬ、ますぐで、よき、て、なり
えにしとちからをもとめしものよ
われ、そなたに、それをあたえん
(影より出でて、ゆうらゆらと身体を伝い上がり、ようやく人の形を取ると同時に腕の中へ納まり)
うむ、よきかな
ともよ、われとなかようしてくれ」
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No.2
【持ち主】鬼羅(きら)
【武器】明王焔 迦楼羅(みょうおうえん かるら)
「俺の大事な人が、病気のせいで道を踏み外してしまったんだ。
でもあいつは本当は、優しくて気の弱いやつで…
あんな酷い事出来る人間じゃ決してなかった。
あいつの中の鬼だけを、斬ることは出来ないだろうか。
もし出来るなら、俺は、全ての鬼憑きを助けたいと思ってる」
「鬼と化し狂う病か・・・うむ、相分かった。
某は骨肉一片も斬れぬ刀だが、心を斬って調伏せしめる力を持っている。
妹君だけではなく、民の心に巣喰うた鬼を斬り祓いたいという優しき思い、
しかと汲み取らせていただいた。この明王焔迦楼羅、喜んで助太刀致そう。
迦楼羅の焔が鍛えしこの身がゆえに、我が一太刀は不動明王のそれに同じ。
悪しき煩悩百と八つ、外道畜生餓鬼修羅道、全て斬り伏せて浄めてみせん。
では鬼羅殿・・・心の鬼を斬る衆生済度の旅へ、いざ参ろうか」
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No.3
【持ち主】春雪
【武器】月華派 祝紅(イワイベニ)
「君に、迷惑をかけるかもしれない…。でも、僕は君と、新しい世の訪れを祝いたいと思ったんだ。
戦う理由がそこにあるのなら…今再び、僕にその傘を差させてもらえないだろうか。…新しい春を迎えるために。」
(淡い笑みを湛え、姿勢を伸ばして凛と佇み。
相対する彼の人を真っ直ぐに見据え、祝紅は其の言の葉を聴いていた。
やがて、静かに口を開く……)
「……もし差し支えないようでしたら、春(はる)様、とお呼びしても宜しいでしょうか?
貴方様は、元の世界ではかつて『鬼神』と称されることもあったと……
『鬼神』とて、荒ぶる神には違いますまい。春様の御心に修羅と菩薩がおられたとして、
其れを御せるか否かはあくまでも貴方様次第。
わたくしは一振りのつるぎとして、降り掛かる災から主殿をお守りすべく添いましょう。
貴方様が宿望を遂げ、穏やかな時を迎えられますよう……この祝紅。
力を尽くして、お守り致します。」
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No.4
【持ち主】ヤヒコ・カミシロ
【武器】 九条
「性能良ーし!見た目良ーし!すっげー手に馴染む武器だ。
なにより、その気概が気に入った!
力を貸してくれねーかな?一緒に世界をまわろうぜ!」
「ほほぅ、運任せの宝探しか。――まさに冒険! 面白そうじゃの。
そなたの占いの力に、われの魔を退ける力を以て加勢すれば、
うむ、そなたの旅もより良いものとなろう。
手に馴染むか。気が合いそうか。それは何より! そこが肝要じゃからの。
――相分った! まずはこの付喪神との戦にて、共に冒険しようではないか。
尚“伸び代”については、おぬしの心掛け次第じゃ。
われにどのような付加効果が備わるのか、物語りが出来るのか――期待するぞ!」
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No.5
【持ち主】華鬼(はなおに)
【武器】月華派 斑蜘蛛(ムラクモ)
「斑蜘蛛か…美しいな。
お主の美しさに惚れた。それに趣味趣向も合うときている。
どうだ、私と一緒に美しいものを散らしてみぬか。」
「あらあら雅なお人やねぇ。
あんたはんがお相手やったらさぞ滾ることでしょうけど、
共に手を取る道も悪くはあらしまへんなぁ。
惚れた弱みに付け込んで、ようけ花を望んやて、
気随が過ぎると捨とったりせんでおくれやす。」
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No.6
【持ち主】琴音(ことね)
【武器】猫の手
「運動不足かねぇ?体も硬いくなって、手が背中まで届かんわ。
こんな時誰か居たら良いのにのぉ・・・」
「にゃにゃ?こんにちは〜。おせなか、かいかい?にゃあがかいてあげるね。かいかい、どこかにゃー(ぽりぽり」
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No.7
【持ち主】和泉 螢(いずみ けい)
【武器】月華派 清風(さやかぜ)
「こんにちは。君もこの不思議な世界に喚び出されてきたの?
その背にあるのが、君の太刀…かな?
刀が人になるなんて、まだ夢みたいだけれど…とても綺麗な太刀だね。
あぁ、申し遅れてすまない、私は螢。
此処で会ったのも何かの縁だ。良かったら、君の力を貸してくれないか?」
「振り返ると、そこには話に聞く沖田総司のような、中性的な美しい人が立っていた。
――でも《さや》が跪くのはお姿が美しいからじゃないよ、この方の心が美しいから。
そして日々鍛錬を欠かさないでいらっしゃるから。指を見ればわかります――
背中の太刀を下ろし、鞘ごと両手で主に掲げた。
「これなる《清風》、慎んで螢様に捧げます。
以後、私を呼ぶ時は《さや》とお呼び下さい。
《さや》は主様と共に成長する太刀。
心清く日々努力を怠らないならば、伝説の力は真実あなた様のものとなりましょう」
――《さや》内定ゲットしたぁあああ!!! 誓約、ちゃんとできたかなぁ?」
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No.8
【持ち主】ジャーミア
【武器】金木犀
「欲しいものなんてもうないと思っていたのにー・・・」
その美しさに目を奪われジャーミアはその場に立ち尽くす。
美しいものも煌びやかなものも何もかも奪ってきた。
何もかも手に入れてきた。
なのに、どうして、こんなにも惹かれるのだろうか。
「俺はただの盗賊。上手い誘い文句も知らなければ女性の扱い方も知らん。だから、盗賊らしく君の持ち主の座を奪うことにした。
俺はこの場所も戦い方もこれからのこともなにもわからない。だが戦わねばならないのなら君がいい。
金木犀、俺に奪われてくれ。」
「あら、まぁ……」
随分と情熱的な言葉に、金木犀の黄金の瞳が驚いたように見開く。
「何かを成し遂げようとする強い意志を持つ主の力になりたいと、
そう願っていたけれど、その願いが『私の主になること』だなんて
……想像もしてなかったわ」
彼に向かって手を差し出し
「まずはお試しでよろしいでしょうか?
……是非、奪われても良いと思わせてくださいな」
銘の花のように、小さく恥じらうように微笑んだ。
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No.9
【持ち主】采(さい)
【武器】月華派 翡翠丸(かわせみまる)
「おお、なんだぁ?犬っころみてェな奴がいるな、どっから迷い込んで来たんだ?(豪快に頭をぐしゃぐしゃ撫で回し)
・・・は?俺の方が迷子?またかよ、最近の道はややこしくていけねェや。
一本道に見えたが、そんな事は無かったようだなぁ、狐にでも化かされた気分だぜ。
なぁ、これも何かの縁だろうから、一緒に来ないか。
こんな所でぽつーんと突っ立ってるよりは二人の方が良いだろう、色々な意味で・・・な。
見た所、仕える主を探しているようだし、なおさら俺の所に来い。
うちはいつでも人手不足だから優秀なものは大歓迎だぜ、それが人であろうとなかろうと関係ねェ。
俺の、ひいては民の為に腕を揮え、求めるものはそれだけだ」
「……は、あの、……ふふっ。いや、申し訳ない。あまりに豪気なお方ゆえ、思わず気圧されてしまいました。
あなたという方は、どことも知れぬ地に迷い込んだというのに惑う事はしないのですね。
そのご様子から察するに、お国ではさぞ名のある方とお見受けしますが、異邦の地で第一の臣に据えるのが俺のような野良犬でよろしいのですか?
……望外の喜びです。この翡翠丸、今この時より忠を尽くしてお仕えいたしましょう。よろしくお願い申し上げる、主」
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No.10
【持ち主】導屋・現(みちびや うつつ)
【武器】旭派 赫月
「あァ、そうだ。長物を探してたんだよ。ほら、取り回しがしやすいだろう。ぐるりと回すも良し、放り投げるも良しだ。……あ、いかんな。投げたら回収出来んじゃァないか。縄ァつけるのは……お前さんにつける訳にはいかんな」
「…アンタ、今までの主みたいな純粋な"ニンゲン"じゃないみたいだね…面白いな。
俺に縄って考えも何かツボに入った(笑)
結構シッカリしてるし、実は俺が守るほどヤワでも無さそうだけど…
うん、信頼してくれるなら期待は裏切らねぇし、
縄なんて無くてもちゃんと戻って来てやるから安心して使ってくれよ。
改めて、よろしくな主様」
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No.11
【持ち主】レーヴェ=アルヴァロス
【武器】斬鬼雪羅(ざんきせつら)
「君と私では、生まれた場所も時代も異なるのだろう。
私とは比べものにならない程、君は永い年月を過ごしてきたのだろう。
だが不思議と、近しいものを君からは感じるように思えてならない。
他者の為に在ることでしか己の存在意義を見出だせず、
ずっとそうして生きてきたが故に、最早この道以外に生きる術を持たないが……
私は、己の生き方を悔いたことはない。今迄も、これからも。
此処に、レーヴェ=アルヴァロスが、斬鬼雪羅に請い願う。
君の力を貸して欲しい。
主と仕えるべきものとしてではなく、対等な関係であることを私は望む。
我が呼び掛けに応えるのならば……私も身命を賭して、君の力を他が為に振るうと誓おう」
「雪羅は貴方様のように立派な存在ではございません。
大切な主一人お救いできなかったただの鈍ら刀にございます。
ですが、このような刀でも貴方様に必要としていただけるのならば喜んでこの刃生を貴方に捧げます。
レーヴェ=アルヴァロス様。
斬鬼雪羅はこの時より貴方の刀。
これより先様々な苦難に見舞われようともこの刃が砕け塵になるまで『相棒』として貴方に尽くし、貴方をお守りすると約束しよう。」
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No.12
【持ち主】山下ぽてと(仮)
【武器】旭派 ハリセン
「ぽーてーとー!(うねうねぐるぐるびちびち)」
「なんやのぉぉおおおおおおおおおおおお!!え?これ持ち主?俺の持ち主コレなん?うそぉん!!!
うねうねしよるしぐるぐるでびちびち!?どこからツッコミしたらええの?片っ端からしたらええんか!
よっしゃ。まかしとき!この俺がとことんツッコミしたるさかい。その意味不明な行動と言動もアレやろ。なんかすっごい必殺技の前触れちゃうん?
余所様の目は誤魔化せてもこのツッコミの鬼の俺の目は誤魔化せへんで!って意味ないんかーい!なんやの・・・どないしたらええの。
予想すらしてへんかったわこのアウトローな持ち主。…まあ見ていて飽きへんっちゅーか可愛ええんちゃうか?こういう意味不明なのが最近の流行りなんやろ?
アカン。人語を理解しとる気がせーへん。おーい聞こえてますかー?え?ブラジルの人聞こえますかー?ってそれはちょっと前に流行ったネタや!
お、ウケとる。こんなんがおもろいんか?笑いのツボもわからへんわー。ま、ええわコレでも俺の持ち主やしこれからあんじょうよろしゅうな。…会話が成立してへんやーーーーーん!!」
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No.13
【持ち主】圓 円丸(まどか えんまる)
【武器】旭派 みたらし
「よっ! おまえ、団子好きな武器なんだって? 俺もそうなんだ!
団子ってのはいいよな、みたらしもいい、三色もいい、ずんだも、きなこも……。
団子の丸は世界のあらゆる美味が詰まってるって思わないか? 俺はそう思う(`・ω・´)ゞ
団子が好きなら俺の街に来いよ! 街の隅から隅まで、美味しい団子であふれてるから!
そのためにはこの戦いもさっさと終わらせないとな!
一緒に戦ってくれるか? 終わったら、三色団子で乾杯だ!」
「なんて熱いお団子愛!!
世界の美味が団子には詰まってる・・・そんな風に言って貰えるなんて感激!
こんな方が居るなんて、まだまだ知らない世界があって、そして美味しいお団子で
あふれてる街が存在するなんて信じられない!
私もお団子を食べて、研究しないと♪
【みたらしは ここに誓う】
三色団子で乾杯する日まで、共に戦うことを!!」
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No.14
【持ち主】よし乃・アンダーソン
【武器】月華派 神羽雨(こうう)
「いやぁ、かいらしおすなぁ~。おじょうちゃん、迷子なん?
え、違う?おねえさん?そうどすか~えらいすんまへん。うふふ。
お詫びにうちの店でお茶でもどうどす?おいしいお菓子もありますえ。
それにしてもほんに綺麗な子やなぁ。
刀いうても、切った張ったに使うだけなんてもったいない気がするわ。
へぇ、おねえさんも、戦が好きやないんどすか。そやったらこないな所に呼ばれてつらいんと違います?せめて良い持ち主さんと巡り合えたらよろしおすなあ。
うちでよかったら、いつでもここにおりますさかい、またお茶飲みに来とおくれやす」
「ふゎ~っこのお菓子美味し~…あっ、あの、その、お店に招いてくださってありがとうございます。
私、こういう優しいくつろげる雰囲気好きで、昔はあまりこういう雰囲気は味わえなかったから、すごく憧れていて。
よし乃さんといるとすごく居心地がよくて、たくさん話しがしたくなって、彼方のことはなぜか信用できる気がするのです。
よかったら私の主になっていただけませんか、共に平和で自由な世界を作っていきましょう。(あぁぁー緊張したーっ。う、上手く言えてたかなぁ?)」
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No.15
【持ち主】鳳 月乃(おおとり つきの)
【武器】月華派 東雲兎(しののめうさぎ)
「貴方の魔を払うその力…私にお貸し頂けませんか?私の住む世界は、妖物が多く住む世界…故に力を求めて参りました。お力添えいただけますか?」
「力が欲しい、と申すか。しかしそなたはもう十分に力を得ているのではないかな。
過ぎる力は身を亡ぼす。それよりも、己が力を制することを身に付けられるが良い。
さように心が乱れていては当たる的にも当たらぬ。
退魔の基本はまず己の内にある魔を祓うこと。
そして内なる声に耳を傾けること。
心弦を弾いて鳴らし、雑念、雑音をうち掃え。
さすればそなたを取り巻く魑魅魍魎も、人々の思惑も、いずれ自ずから鎮まってゆく。
そなたがそれを成すために、私も微力ながら助力いたそう」
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No.16
【持ち主】宮本 咲夏(さな)
「こっ、これはっ…!!!名刀物干し竿…の、レプリカ?」
手に取ることを許されたなら、剣舞を舞ってみるだろう。
「すごいわ!竹光じゃないのに軽くて私でも振り回せる!」
そこで初めて傍らにいる青年に気付き、その美青年ぶりよりも洗濯物を干している姿に感激する。
青年が刀の化身だとはまだ気付いていない様子。
「これは…貴方の刀?(男性がお洗濯してるなんて、新時代の方だわ!) 私、咲夏といいます。あの、良かったら、この刀についてお話してくださいませんか? そしてもし良かったら、この刀欲し…いいえ、大事なものですよね? ちょっとでも貸してくださらないかしら? そうしたら、大きな憑き物落としができる…かも?」
物干し竿と『物干し竿』は一心同体だ。
故に、『物干し竿』に触れられれば、物干し竿の意識にそれがするりと届く。まるで涼やかな風が頬を撫でるかのように。
竹光じゃないのに。
そんな言葉に振り返ると、少女の姿。軽々と『物干し竿』を手に舞い踊る少女に、ぽかんとした表情を浮かべて。こちらがうまく反応できないままに重ねられる言葉。欲しい、と声が象りかけるのは聞き逃さない。
外見から見て取れるお淑やかさに反するように、その気質は随分と……。
「憑物落とし? それってどういう……こと? あ、この洗濯物を干し終わるまで、もう少し待ってくれると嬉しいかもしれない、かな?」
【武器】月華派 物干し竿