TOUKENBUYUSAI
成立ペア-1-
No.1
【持ち主】退紅 桔梗(あらぞめ ききょう)
「ふぅん…鬼斬りの刀か、お誂え向きじゃないか。
今まで武器なんて使えれば何でもいいと思ってた、けど…もしかすると俺は、ずっとアンタを探してたのかもしれない。
なぁ、俺も一緒に戦う、だからこれが終わったら、次はアンタが俺と来てくれないか?」
【武器】鬼丸那綱(おにまるくにつな)
「俺を探していた、・・・と?
ハハッ 嬉しいことを言ってくれるなぁ小僧(背中バシバシ
俺は鬼斬刀といっても一度呪われ穢れた刀だ。
お前の望む働きができるかはわからない。
が、それでも俺を求めてくれるのなら共に行こうじゃないか!
名は、鬼丸那綱。鬼斬りの太刀。
よぉし、鬼退治だッ!(ニッカリ」
No.2
【持ち主】ディオス=クロイ
「…ああ、そんなに自分を傷つけるような戦い方をして。
それが君の望みかい?自分で自分を傷つけることが?
……違うだろう、君は君が心を許した相手に傷つけられたい、違うかい?
失礼、私の勘違いであれば謝ろう。
でもね、君からはそういう匂いがするんだよ。
私みたいな人間と君みたいなコは惹かれあうんだ、磁石のようにね。
幸い、君は私の嫌いな血を見ることなく人を殺めることができる武器だ。
どうだろう、私のところに来ないか。
私なら、君の望みを叶えてあげられる…、必ず、ね。」
【武器】CACAO
「違わない。あなたの言う通りだよ…。
ボクはボクだけのご主人様の手で
振り回されて振り回されて
この体で骨を砕いて脳を揺らして
ボロボロになるまで戦いたい。
ただの食材としてでなく武器として生きたい。
あなたはボクの事を暴れさせてくれるの?
ボロボロになるまで愛してくれるの?
ボクの望みを叶えてくれるなら…
ボクのこの体、あなたにあげてもいいよ。
あなたのためにこの体を使って
あなたの敵を全て打ち砕いてみせる…!
ただ、もしもボクが壊れちゃったその時は
美味しく食べてね?…ご主人様?」
No.3
【持ち主】星 あかり
見えない雷(いかずち)があかりの全身を貫く。その眼は虚空を見つめ、魅入られるように2,3歩前へと踏み出すとパントマイムよろしく手を伸ばしてずしりと重い何かを引き寄せ、鞘をはらい、高々と掲げた。
「声なき慟哭を、地に落ちし涙を、現世(うつしよ)の鬼の心にわが刃(やいば)にて刻まん。いざっ!」
高らかに読みあげる台詞に、寄り添うもうひとつの声が和する…気がした。
【武器】鬼紅葉(おにもみじ)
彼女の手の内に顕現した刀剣・鬼紅葉は、自らの意思を持った声で囁く。唄うように溢すは、隠滅された記憶を求める、刀剣の思いの丈。
「貴方、役者ね、そうでしょう、ええきっと。
ああだって…似ている、私を使役したあの方に。
これから演じるのは貴方、私を手にして演じるのよ、時子。
紡ぎましょう、悪しき歴史を終わらせる、戯曲の終章を」
記憶の哀れな結末は知らずとも、善きものであると直向きに信じて。
ところで、本来善良な性質を持つはずの鬼紅葉は、此度の戦でなぜ攻撃側についたのだろう。それは、記憶に眠るㅤㅤとしての本能が--
No.4
【持ち主】ルピス・アークレッド
「おや、なんと愛らしい。この刃の形、可愛い籠を付けてるね。僕好みだ。
君はブラットスミスだね?ふふふ、僕と来れば毎日新鮮な血肉を味あわせあげるよ。」
手を差し伸べると掠れた声で囁くように言った。
「おいで」
【武器】プシュケー・エスティエイン
呼ばれた声に振り向き固まった。
心が躍るとはこのことだろう。
胸が高鳴り血を浴びたような高揚感が身を包む。
「あぁ!貴方こそ私がずっと待ち望んでいたますたー!!
美しく残酷でいて血と死の香りを纏う至高の御方!
断るはずもない!これより私はますたーのモノ!
いつも貴方の隣で、寝るときでさえお側を離れないよ!ずっと、そう、貴方が死を迎えるまでずっとずっと…!」
差し出された手を取り自身の胸に。
「さぁ、ますたー。私にますたーの血を!
そして存分に私を振るっておくれ!」
No.5
【持ち主】レヨン
「(まっすぐにダイナソアの顔を見つめて)
アンタ…、本当にこんなこと、望んでるのか?武器だけの世界だなんて。
俺にはそうは思えないんだ、アンタは本当はこんなことをするヤツじゃない。
だって、アンタの眼、すごく悲しそうなんだ。
……昔の俺に、似てるんだ。独りぼっちになって、どうしていいのか分からなかった頃の俺に。
独りは、寂しいよな。
……なあ、俺のこと、信じてくれないか。
俺だったら、アンタの相棒になれると思うんだ。こう見えても、腕っぷしには自信がある。
俺も、アンタのこと、信じる。アンタが相棒になってくれたら嬉しいんだ。
(そしてニッと笑って右手を差し出す)」
【武器】剛槍ダイナソア
「悲しそう……か。そりゃあな、あれだけ使っては捨てられてしてくりゃこんな目にもなる。
俺はもう捨てられるのは御免なんだ。捨てる人間が居なければもう、一人になることなんてない……そう、思ってたんだ。
でも、独りは……やっぱり、寂しい。アンタも……それを知っているんだな?
それなら、俺はアンタについていってもいい。
孤独の寂しさを知るアンタなら、……今一度信じてみても、いい。
勘違いするなよ、未だ完全に信じ切ったわけじゃない。だけど……アンタならもう一度、もう一度だけ信じてみてもいいと思ったんだ。
アンタの目……すげー澄んでる。昔、俺を最期まで握ってくれてた奴と……少し似てるんだ。
だから……その、宜しく、な、…………相棒(少し赤くなりつつ、だけどしっかりとその手を握り返した)」
No.6
【持ち主】イェルシェード・アークレッド
「……私は、貴女を探していたのかもしれない。
ツェツィーリア、私の血をもって、どうか奇跡を。
大丈夫、私は意外と頑丈だからすぐには死なないし、死ぬつもりもない。
私と共に在ってはもらえないだろうか?」
【武器】聖十字 ツェツィーリア
「イェルシェード様。
私の声が届いた貴方様は、歴代の持ち主達が守ろうとしたものに近いものを、そのお心にお持ちなのでしょう。
でしたら、共に在ることに否など言える筈もありません。
どうぞ連綿たる守りの願いを繋ぐ、私の新たな主様になってください。
……けれど、私も1つ願えるなら、主様とは長く共に在りたい。
実のところ、私は貴方様の『死ぬつもりもない』の言に強く引かれたこと、どうかお忘れにならないで」
No.7
【持ち主】オリヴィエ
「おまえに決闘を申し込む!僕が勝ったら、主と認めてもらおう!
……なんだよ、僕じゃ相手にならない?
そりゃ僕はチビだし、おまえから見たら兎が獅子に挑むようなものかもしれないけど。
だから何だっての?僕は逃げ出すなんてごめんだね。
こう見えて、誇り高き騎士の血を継いでるんだ。やってやるさ!
武器の世界なんかより僕んとこがいいって、絶対に言わせてやる!
——だいたい、閉じた世界なんてつまらないじゃない?
きっとおまえには狭すぎるよ。
さあ、いくぞ!構えろ!」
【武器】分離型魔導銃剣ミセリコルデ・ルスラン
ああ、なんて破天荒なレディなんだ!
迷える子兎かと思いきや、飛び出すのは大胆不敵。勝機があるのか正気じゃないのか。けれど、その、無謀と隣合わせの豪胆には、覚えがあって。
それはまるで。
「レディ、貴女は、俺の妹武器にそっくりだ。
走り出したら止まらないと言われた事は?
兎のようなナリをして、誰かを振り回していることは?
…残念ながら、俺は、妹のような貴女に、手を上げることは出来ないけれど。
貴女のお陰で、俺は妹武器の存在を思い出した。あのお転婆娘、この城を守るために戦っていた。すぐああして面倒に頭からダイブして…」
思わず抱えかけた頭は、だいたい平常運転。
この恩義に報いるために、俺が出来る事は、ただ一つ。
「御身に宿る、獅子の如き勇気と闘志に、忠誠を誓おう。
高潔であれ。誠実であれ。寛大であれ。
信念を持ちて、貴女が立ちふさがる様々な壁を打ち砕く為に、この日より、力を尽くそう。
俺の名は、ミセリコルデ・ルスラン。
騎士であれ。銃士であれ、そして、獅子であれ。
我がレディ、貴女ならばきっと、貴女の世界を変えられる。」
(本当に本当の平常運転になるのは、すべてが片付いたあとのお話…。)
No.8
【持ち主】果瀬 もも子(はたせ ももこ)
「あなた、鬼切丸っていうの?
おにぎり? あ、食べ物じゃないってわかるよ。
あのね、あたし、妖魔を……鬼を斬ることのできる相棒が欲しいの。
あたしには、うり子っていう妹がいて……
あたしなんかよりよっぽど勇気もあって、元気で、強いけど、
いつか、鬼達に攫われてしまうっていう予言を受けてて……。
ねえ、あなたの力、あたしに貸してほしい。
あたしと一緒に、鬼を斬ってほしいんだ!」
【武器】鬼切丸
「えっと…ももちゃん…?私ひとりぼっちの刀だったから声かけてくれて嬉しい。
妹さんが大事なんだね。大事な人がいるってとっても素敵。
是非わたしのあやかしの力、使って!普段はね、こんな感じで頼りないかもしれないけど、鬼を斬ることにかけては誰にも負けないの。
一緒に。一緒にうり子ちゃんを守ろう。攫わせたりしないから。
この鬼切丸の名前に誓って。
あ、でも普段はおにぎりでもなんでもいいのよ。」
No.9
【持ち主】ルテア・ウィレンス
「わぁ…とっても綺麗なランタン…!
すごいなぁ……あっ!わわわ、突然ごめんなさい!
えっと、私は魔女見習いのルテアと言います…。
私の住む島では昔ほど派手ではないけど、毎年ヴァルプルギスの夜に
国中の魔女が集まって夜宴を行うんです。
見習いの私はまだ参加できないんですけど…
でもいつか貴女を持って参加できたら素敵だなって思って…その…。
あうう…つまり何が言いたいかと言うとですね!
私はまだ見習いですけど、必ず貴女に見合う魔女になってみせます。
だから…わ、わた…私と一緒に来てくれませんか…!」
【武器】ヴァルプルギスの影絵
「私の灯りに魅入られる者は居るのかと思えば
見習いを名乗る幼き魔女でしたか……
しかし貴方からは高い魔力を感じますね。
ショコラーデのような長い髪も気に入りました。
貴方を持ち主とし身を委ねましょう。
私の目的は当時のヴァルプルギスの夜を再現すること。
貴方と幾つの暖季を迎え夜宴に参加出来るようになるか……
今から楽しみにするとしましょう。
それにしても「私に見合う魔女になってみせる」
「だから一緒に来てくれないか」とは……
まるで人間の言う愛の告白のようですね」
No.10
【持ち主】源 マリヤ
「は、ハロー…手に構えてるのは今だけ下げて、少し話をしましょう?
あの、率直に言うと……スカウトに来たの!
私はマリヤ・ミナモト。TOKYOという都市で日夜とんでもない悪人や怪物と戦闘を繰り広げる組織の一員で、趣味は写真で好きな食べ物はお寿司の23才です!
貴方がなんで攻撃にまわっているのかはわからないけど、武器として使われたいのなら舞台を提供してあげる。私こう見えてそれなりに鍛えているし(近くにあった瓦礫の欠片を拾って浮かべて見せ)何本あっても自在に操ってみせるんだから。
だからどうか力を貸して、お願い。」
【武器】リカルシトラント
「ん~??ハローハロー♪ かーわいい黒猫ちゃんが俺に何の用?(ナイフはそのままでフラフラと近寄り)
って…ぶはッ、黙って聞いてりゃお見合いかよって自己紹介だなぁ
(クツクツと笑いながらナイフを下げ)…で、なぁに?スカウトって話??
正直さぁ、スカウトだとかアンタの事は今ンとこどーでもいい
…んだけど、アンタのその能力と暴れられそうな状況と意気込みには割と興味あるかなぁ…
そして俺さー、何より可愛い子の ”オネガイ”に弱いんだよねー!(ニカッと笑いながら首傾げて)
俺を扱うには相当の腕が必要になると思うんだけどさ、そこはイケそう?
頑張って俺を飼い慣らしてネ、仔猫ちゃん♪」