
TOUKENBUYUSAI
成立ペア-2-
No.11

【持ち主】カイテル・アークレッド
「へぇ…。いいじゃねえの。
(吸いかけのタバコを片手で消し)
その力、そしてお前自身、気に入ったぜ。
善行をする気は少しも持ち合わせていないが
これも定めというやつかと受け入れてるつもりではある。
過去に癒せなかった者達の為、そして俺のけじめの為だ。わからなくていい。
俺の力になってくれるというのならこの手を取ってくれればいい。」
【武器】ルス
「おや、僕はどうやらお気に召して頂けたのかな?
しかし…面白いな、君は神事とはおよそ縁遠そうな風貌で…
(一通り眺めて笑った後に真っ直ぐ見つめ)
でも、君の外見や言動はどうあれ、内面に感じる光は間違いなく神聖なるソレだね…不思議なものだ
いいよ、今の君が僕の力を必要とするならばいくらでも(手を差し伸べ)
君は能力が高そうだし、僕の力も持て余さずに済みそうだしね?
僕に君のいう"過去へのケジメ"の手伝いが出来るのならば、君が手放さない限り力になると誓うよ」
No.12

【持ち主】エリーゼ=アーダ・ヴァイス
「そこの貴方!槍二本持ってる貴方よ。えっと、その…心細いから…じゃなくて、私に力を貸して!一人ではやっぱり無理…とか言わないけども!一人より二人の方がいいし!」
ルー・ルーンに目を留めたのか、黒白のツートンカラーの髪の少女が、彼に話しかけてくる。
「なんとなくだけど…、その、私と波長が合う気がするの。もしかして、あの呼び声は貴方だったの?」
自分でも意味のわからない事を言ってしまった自覚があるからか、顔を俯かせて返事を待っているようだ。
【武器】ルー・ルーン
目の前で俯く少女の髪は、黒と白。
自分にとっては、癒しと憧れの色だ。
足元は震えている?
しかし伏せる前の瞳は、意思強く揺れていないと見えた。
「--面白いな。運命は、俺に生き延びろと言うのか」
そう呟いてから
「俺は、ルー・ルーン。お前の、名は?」
ある時は光の神の槍と呼ばれ、ある時は狼の槍と呼ばれた。
この少女は、自分をどちらにするだろう?
相手の名前を聞けたなら、右手を差し出すように促して
「力を貸して…か。まずは護ってやるよ。
その代わり、少し痛いが我慢しろよ。
『我、血の盟約をここに刻む--エリーゼのために』」
--若きマスター。
いつかもう少し大人になったら、今度は首筋から頂くとしよう。
背筋がゾクリと疼き、ルーは一瞬、吸血鬼ならぬ狼めいた笑みを浮かべた。
No.13

【持ち主】橘 壱太郎
「ヒェエエエエエエエエエエエエエエエエッ!
なんで俺武器とかなにも持ってないの!?
着替えしか持ってないってなんなのコレッ!!
せめてはさみくらいぽっけに入れておくべきだったァアア
あ、ちょっとそこのおにーさんッ!
俺いまさっきこっちに飛ばされた?選ばれた勇者?みたいなんだけど
みてのとおりちょー無防備ナンデスゥウウッ‼(号泣
防御力ゼロとかまじ笑えないんスッ!
オネガイシマァス!俺の事守って下さぃいい(土下座
俺なりに一緒に頑張るから、うん、石とか投げて手助けするから
俺の相棒になってくださいッ!!(再度深く土下座、地面に擦り付けるように土下座」
【武器】月華派 かちむし
「おいおい、ちったぁ落ち着けって…
(なんつーかツッコミどころ満載な…ん? このかぶりものはもしやウワサに聞いたアルフリートの?!)
…丸腰で、しかもかっぱらったんだかなんだか知らねぇが敵の大将のいわくつきの衣着込んで、この籠城の陣中までたどり着くたぁ、なかなかてぇしたもんだぜ。そのクソ度胸、おおいに気に入った!!
壱の字、今日からお前と俺は兄弟だ。その選ばれた勇者とやらにトコトン付き合ってやろうじゃねぇか」
No.14

【持ち主】ヴェスペール・ブラッド
「可愛…いや、中々悪くない剣だ。
ハンター共を返り討ちにするくらいの役には立ちそうだな。
そこのお前。私と一緒に来い。
此処にいるんだ、持ち主とやらを探しているんだろう?
私がなってやると言っている。
…嗚呼、あと、折角の血の如き深紅の瞳を何故隠す?
そんな眼帯等、外してしまえ。」