TOUKENBUYUSAI
救出ペア-5-
No.51
律
「……やっぱり出られないか。面倒な事になっちまったね…。
あの子まで危険な目にあってないといいんだけど…。
頼むから無茶はするんじゃないよ…雨編風」
雨編風(アミカゼ)
「何と!我が主を拐かすとは、許しはいたしませぬ!
このわっち、男共の情念に汚れ た身であれど、天下無比と謳われた刃の冴え……とくと見せてやろう!!
あぁ、律様。どうかご無事でいて下さいまし……」
雨編風(アミカゼ)
「律様!あぁ、律様!よくぞご無事で……(眦から涙がこぼれる)
ですが……なんとおいたわしや。すぐにお出しいたしますので、少し下がっていて下さいまし」
律
「雨編風!来てくれて助かったよ、ありがとう。
あんたこそ怪我はないかい?ああもう、泣くことないだろう?(羽織の裾で零れた涙を優しく拭い)
心配掛けちまって悪かったね。もう安心しておくれ。
さぁ、帰ろうか…と言いたいところなんだけどね。
やられっぱなしってのはどうにも性に合わないんだ。
不届き者にお灸を据えてやるのにもう一仕事頼まれてくれるかい?」
No.52
スザナ・カグヤ
「くっ…。檻を破った途端に茎が巻きついてくるなんて…。
こんなトラップに屈する私では…。ッ!そこはダメ!服が破れちゃうじゃないの!!」
グランツ
「…随分とふざけた真似をしてくれたものだ。
ははは、これは挑戦状かな?面白い。
彼女に触れた事、後悔させてあげよう…。
…待っていておくれ、姫(同封された写真へと口付け」
グランツ
「姫…!(囚われた姿を前にして、ざわり殺気立ち。纏わりつく茎をなぎ払い、彼女を強く抱きしめ)っ、済まない、俺は君の騎士だというのに…危険な目に合わせてしまった。
怪我はないかい…?(そっと頬撫で)
許されるならば、今一度俺を君の剣として、振るってはくれないだろうか。
…共に帰ろう、俺の姫君(恭しく手の甲に口付け」
スザナ・カグヤ
「んンっ…!私の服無事…?あの茎にはさすがに驚いたわ。危険?ふふっ大丈夫よ。私強いもの!
でも来てくれてとても嬉しいわ。ドキッとしちゃった。
(そっと体を預け抱きしめ返す)
あの茎に棘があったのか乙女の柔肌に擦り傷ができちゃったわ。帰ったら貴方に手当て手伝ってもらおうかしら。
グランツ、貴方は今までもこれからも私だけの騎士よ。帰りましょう、私たちのあるべき場所へ」
No.53
クオール
「(ほう…。これはまた随分と手厚い歓迎をされているな。
どんなに厳重に縛ろうとも抜け出してこそプロのハンターというものだ。
ただ百の為にと下ごしらえしていた料理の途中だったというのが心残りだが…)」
K&F 百式
「うぅっ…おおおおばけえぇ…
で、でもでもっ、おれだって、前よ りずっと、戦えるよう…に…
お、おばけなんて、モンスターに比べ…くら…ぴゃああぁぁこないでええぇぇぇ!!!!」
K&F 百式
「く、クオールさんんん…無事…?無事だよね…?
よか、った…おれ、おれ…おばけ、こわくて…
でも、ここまでこれた…これたよ…よ、よかっ…ぴええぇぇん」
クオール
「百…。ここまでたどり着けたか。強くなったな。
おばけは私が退治してやろう、じっとしていたから体を動かしたい。
俺と百がいればどんな大物でも綺麗に斬ってみせよう。
・・・そうだ、百。
その服可愛いな、似合っているぞ。帰ったら私も仮装してみようか」
No.54
マカロニ
「わわっ!閉じ込められちゃった。こういう時はおおおおおちついて。脱出方法を…。あ、この花いい匂い。そうだ。この花と蔦を使ってロープを作ろう。僕でもできることやらないと。なんてったってバッドくんの持ち主だから…、泣いてばかりじゃダメなんだ。弟達。バッドくん。僕頑張るから!」
ブレイク・バッド
「チッ。趣味の悪りぃーとこだな。
この曲といい、コイツらといいなんなんだ。それにあの泣き虫野郎はどこに行った…。目を離したすきにこれだ。
…ふん。まぁ、いい。とりあえず今は目の前の奴らを倒すのが先だ。皆、俺様が破壊してやんよ!」
ブレイク・バッド
「おーい、俺様が助けに来てやったぞ。って、お前何してんだ?もしかしてここから脱出しようとしてたのか。へぇー、てっきりピーピー泣き喚いていると思ってたがお前やるじゃん。まぁ、でも少し見直したとはいえ、ロープをちまちま作るのは時間がかかるだろ。そういう時はこうするんだよっ!」
ドンッと鈍い音を立て、ブレイク・バッドは檻を破壊した。
「ふん、これを破壊できないようじゃまだまだだな。………ほら、マカロニ帰んぞ。ボーっとしてる暇はない。さっさと戻らないとあいつらがうるさいからな。」
マカロニ
「うわー・・・!うわーー!!すごい!バッドくんはやっぱりすごいね!!!!ヒーローみたいだ!(目をキラキラと輝かせ)
この檻壊せちゃうんだ。格好いいな…。僕ももっと頑張ってバッドくんのように頼れる強いヒーローになるんだ!!!
帰ったら早速体力作りする!えいえいおー!!!来てくれてありがとうバッドくん。
僕早く強くなってバッドくんみたいになってみせるから!!」
No.55
残月
「何も…服まで全部剥がなくても……暗器すらない…
これではあるじたちの元にも帰れない
だが……斬月の片割れたちは、来てくれる、だろうか?」
雪花双刀
花「はっ、こんなダセェ所に捕まってんのかよ、あいつ?さっさと見つけて帰ろうぜ。」
雪「…油断するな、花。主を捕らえた城だ、どんな危険が潜んでいるのか、分からない…。」
雪花双刀
花「やっと見つけたぞてめぇ、手間かけさせやがって。いいか、よく聞けよ!
俺にとって一番大事なのは雪だ!お前なんざ二の次三の次だ!
…でもなぁ、てめぇがいねぇと雪の飯はいつもみてぇに美味くねぇし、雪は笑ってくれねぇし、なんかイライラすんだよ!分かったらさっさと立ちやがれ、帰んぞ!」
雪「…主。迎えに、きた。…無事で良かった。…帰ろう(手を差し出し、微笑み」
残月
「……つまりは、どういう事なのだろうか、よくわからない、が、雪が大事なのは、分かった。
それは知っているが……む?とりあえず、ご迷惑を、お掛けした?(きょとん
嗚呼、二人が来てくれて、助かった
心から感謝する…が、帰るのは、もう少し、後で。
この状況を、放っておくわけには、行かない。
……不思議だな、独りだった時は、闘うのが怖かった
今はもう、負ける気が、しない」
No.56
采
(余りに暴れすぎて眠らされている)
月華派 翡翠丸
「おのれアルフリートめ、我が主君にあのような扱いを…。
到底捨て置けんが、今は一刻も早く主をお助けせねば。
——そこを退け!押し通る!!」
采
「むぐ、ぶはっ!!!あーあの野郎、無茶苦茶しやがる!
大分経ってんのか?まぁ、いい休憩になったってもんよ。
それより、よく来た、流石だなぁ…って、おいおい
こんな所で帰る訳がねぇだろう、ここで退いちゃあ名が廃るぜ!
大分お世話になったからな。
ここいらで一丁、おもてなしと行こうじゃねぇか。
大一番だ、踊らにゃ損損、みな迄ぁ言わねぇ、黙ってついてこい!」
月華派 翡翠丸
(拘束を解きつつ体を揺すり)
「主。主!しっかりして下さい、主!
…気が付かれましたか。
遅くなり申し訳ございません。翡翠丸、これに。
どうやら我らは、アルフリートめの策略に嵌ったようです。
ここはもう保ちませぬゆえ、急ぎ脱出を。
…俺はこのまま取って返し、奴に一太刀浴びせたいと思いますが、主は如何されますか。
できれば大事を取って頂きたい所ですが…いえ、此度は何も言いますまい。
俺も腹に据えかねております。何なりとお命じを、主」
No.57
錦乃 憶
「あ、あああぁあっしなんぞ喰らっても美味しくねぇですよ!
しとは食い物じゃあござんせん!!!」
無銘(輝三)
「邪魔ー、ねぇ、憶殿はどこにいるのー?
んー、これじゃあキリがないじゃん……
一応まだ修復中だし、安静にしとかないと
いけないって言われてるんだけどー
仕方ないな……本気、出しちゃおうかな」
無銘(輝三)
「あ、いたいたー……急に居なくなるから心配したよ、憶殿。あーあ、頭に怪我もしてるし、まぁ僕も久々に動いて節々が痛いんだけどさー。なんか、すごい数のからくり人形に襲われて、結構大変だったんだからねー……うん、とりあえず帰って、ゆっくり休もう。
(檻を見つけると先程までの鬼気迫る表情とは一転、安堵の笑みを浮かべ格子に触れる。そうしてぶつぶつと小言のようなものを洩らすと、躊躇うように目を落とし少しばかり沈黙して)
……あのさ、ここに来るまでに僕が壊した人形たち、憶殿なら直せるかなー」
錦乃 憶
「へ?ぇ?あ、はい、まさか助けにいらしてくださるとは、至極恐悦に御座います、いやぁ命が百あっても足りませ…って、そんな場合ではなく!
こんな所までしとりで?なんという無茶をなさる……いや、もっと強ければ良かったのだが、如何せん、むむ?
(格子越しに心配して相手へ近寄ろうとし、しかしコードに阻まれて必死でそれらを剥がそうとしながら少しでもにじりより)
へぇ、御安い御用で、しとさまの物にはかわりありやせんからね、どーんと大船に乗ったつもりで!」
No.58
Abyss
「よりによって非番の日に狙われるとは
最近、気が抜けすぎていないだろうか
帰ったら研鑽をせねば……」
魔剣ベルゼ
「不快だ…たまらなく不快だ。
我が主を斯様な目に遭わせていいのは、私だけ。
Trick?Treat?答えはどちらもノーだ。
お前たちに与えるのは【KILL】、さあ血を吐きのたうち回るがいい!」
魔剣ベルゼ
「お迎えにまいりましたよ、我が主。
貴方様ともあろう方が珍しい…、不覚を取られましたね。
私は今、実に気分が悪いのです、その理由を考えているのですが…、
ああ、そうか、私は私が自覚する以上に貴方様を【特別】な存在と考えているようだ。
ふふっ、面白いですね、こういう感情。
さあ、帰ったらまずはゆっくりとお休みください。
傷が癒え、疲れが取れたら、みっちりと鍛錬をいたしましょう、勿論、ご一緒いたしますよ。」
Abyss
「まさか、一人でここ迄来たのか?
待っていれば良いものを、もう少しで俺一人でも抜け出せた……いや、俺の為に、来てくれたのは、ありがたいのだが
俺は少し、剣…ちがうな、君というものを見誤っていたようだ
一寸発言は物騒だが、そうか……
俺は、今まで、前の剣と君をどこか重ねて見ていたようだ。
武器なのに、何と豊かなのだろうと、前の『物』と比較していた気がする、だが、違うのだと、いまようやく自覚した。
君が剣であることには変わりはないが……背を預けるに値する剣だと、自信を持って言える。
だから手加減はしてくれ?」
No.59
S
「目から入る情報だけでも脱出してしまうだろうって?
酷い言い掛かりだと思わないかね、おかげで何も見えないんだ
仕方がないので、ティーブレイクをしつつ、助手くんの助けを待つ事にしよう」
機械杖 バーミリオン
「フフ…。君達の行動パターンは実に単調です。
私の読みではあのお方はこちらにいらっしゃいますね。」
機械杖 バーミリオン
「余裕そうではありませんか。フフッ
お待たせしてしまいましたか?それとも この迎えが来るまでの時間も貴方の推理通りでしょうか
一体どこまでお見通しなのか、私も早く貴方ほどの頭の回転の良さを備わりたいものです
そうそう、 貴方の好きなお茶請けを持ってきました。
十分休まれたとは思いますがここからが大変ですからね。
全員でここから脱出する算段を…貴方の考えをお聞かせください」
S
「ここへ連れてこられるまでの道順から、障害物、敵の配置まで考慮して出した待機時間は30分
まさにジャストといった所だよ、助手君。
ぼくの考えを外れない、それはある意味賢いのではないだろうか。
……君がこうして駆けつけてくれるのを、どうやらぼくは全面的に信頼している様だ。
さぁ、ご厚意に甘えて、ティーブレイクがてら答え合わせと洒落こもう。
ただし、ここでは場所が美しくないね。
種明かしは、全員のいる前でしないと、面白くないだろう?」