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救出ペア-2-

No.11

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エリオット=ルチーフェロ

「サーは、きちんとお食事をなさっているのでしょうか…。
夜はちゃんと、お休みになっているのでしょうか…。
この命尽きるまで傍でお仕えすると約束致しましたのに。
早くここから脱出して、主の元へ帰らなくては」

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サー・テュポーン

「舞踏曲…、懐かしい。
前の主が幼い頃によく耳にした…。
…いいだろう、エリオットを助けることが出来るなら、
死の舞踏だって踊ってみせる。
この世界に私が存在してもいいと認めてくれたのは、
エリオットだから。
何があろうとエリオットを守るって、傍にいるって決めたから。
大丈夫、私はもう、弱い私ではないもの。
エリオットが、いるから。」

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サー・テュポーン

「エリオット!よかった…、よかった…。

(エリオットに縋り泣き崩れて)
酷いことをされなかった?怪我はない?
…恥ずかしいけれど、エリオットがいない間、
ちゃんと眠れなかったし、ご飯も食べることが出来なかったんだ、心配で、心配で…。
武器としてエリオットを守るって決めていたのに、

こんな目に遭わせてごめんなさい。
ねえ、エリオット、私はまだまだこんなに未熟だ。
だからこれからもずっと、私の傍にいて欲しい…。
もう二度とこんなことが起こらないよう、もっともっと、強くなるから、必ず。」

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エリオット=ルチーフェロ

「ご無事で御座いましたか…!
 心配で気の休まることなどありませんでしたが、
 幸い怪我などは御座いません。
 サーの方こそ、このようなお労しい姿で…。
 従者が主に負担をかけてしまった。
 そちらの方があってはならないことです。
 ですが今はやめましょう。
 早く帰り、お食事やお風呂の用意を致します。
 疲れをとって、安心して頂くことの方が先ですから」

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No.12

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珠姫

「タマは猫人族の姫であるぞ。
捕虜と言えど、待遇には気をつけてもらわねば困る。
茶菓子や漫画、ゲーム機の用意もないとは…。
気の利かぬおのこはモテぬぞ(ボソッ)」

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黒紅

「このような面妖な格好をせねば入れぬとは巫山戯た事を。しかしこれで主様をお助けできるのであれば瑣末な問題…早く主様の元へ行かなければ。
物の怪共、邪魔立てするなら容赦はせんぞ」

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黒紅

「主様…!!お怪我はされていませんか?ああ…ご無事でよかった…。
主様をお守りすると誓いを立てたのにお役目を果たせず申し訳御座いません。
このような失態を犯した未熟者ですが…まだ主様のお側に置いて頂けますか…?」

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珠姫

「怪我はしておらぬが、酷く退屈でのう。
 此処の連中はまったく、おもてなし精神がなっておらぬ!
 可愛い仮装に、菓子まで持参と言う気配り力、
 そちを少しは見習ってほしいものじゃ。
 これには主としてタマの株も、爆上がりというもの。
 失態とは何のことか?そんなのはいいから早う帰るぞ。
 タマも着替えて一緒に写真を撮らねばの。
 フォロワー大歓喜待ったなしじゃ!」

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No.13

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時雨宮蒼汰

「…いきなり囚人からスタートするパターンは初めてだな。
ねぇ、メアちゃん…?って、あれ?いないの?
え、どうしよう。久しぶりのボッチトリップ…!」

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ナイトメア

「全く、何よこいつら!そんなにあたしと踊りたいなら踊ってあげるわよ。
ほら、死にたい奴から前に出なさい!」

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ナイトメア

(拘束を正確な射撃で破壊して)「特にケガとかはしてないわね。無事でよかった。これでも心配して急いで来たんだから!
最強のあたしが来たんだからもう怖いものなんてないわ。
…だからそんな情けない顔してないでさっさとこんなとこから脱出するわよ!」

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時雨宮蒼汰

「こんなピンポイントな狙いを迷わず…!
 流石メアちゃんだね。ヒュウ、頼りになるぅ♪
 …お手数かけて、スミマセン。めっちゃ助かりました」

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No.14

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暁明星

「ふむ…地脈は完全に断たれているようだな。
これでは私には何もできまい。
好機を伺いながら、作戦を練るとしよう。
忌葵は息災であろうか。不安に陥ってないと良いが…」

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忌葵(キイ)

「ふぇ……。主様、捕まえられ、ちゃったの?
怖ぃぃ……、けど。主様を、助けに、いかなきゃ。
だって、私は、主様は、家族なんだもん」

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忌葵(キイ)

「あ、主様ぁ!!!みみみ、見つけたぁ!!ここっ、怖か、かったよぉぉ!!
でも、無事で嬉しい。えへ、えへへ(ぽろぽろ泣きながら笑顔を見せる)」

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暁明星

「そなたには心配も手間もかけたな。面目ない。
 此処に来るのも辛かったろう。
 だが本当に助かった。有難う。
 やはりそなたは、人を呪うより
 助ける方が性に合っていると見える。
 これからも互いに助け合っていこう」

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No.15

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朧 雪之丞

囚われてしまうとは、不覚。
さりとて、騒ぎ立てても仕方あるまい。
禅でも組んで助けを待とうか。
……修羅雪が無理をせねば良いのだがな。

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氷零刀『修羅雪』

「ああ、雪之丞様・・・雪之丞様ぁ・・・・・・!修羅雪は・・・貴方様のお側を離れないと約束しました・・・。例ゑこの身が傷付こうと・・・貴方様との縁だけは断ち切りたうござひません。それを邪魔する付喪神に屍人の方々・・・・・・立ち塞がろうといふのでしたら、この修羅雪めが貴方たちを凍てつく雪景色へと誘いませう・・・!!!」

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氷零刀『修羅雪』

「ゆ・・・・・・ゆ・・・き・・・雪之丞様ぁぁ・・・・・・くすん。修羅雪めが・・・すんっ・・・お迎えに参りました。さあ、帰りませう・・・修羅雪は貴方様を・・・我が主たる雪之丞様を見捨てるなど・・・・・・ぇぅ・・・決して致しません・・・っ/////」

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朧 雪之丞

「嗚呼、修羅雪。かたじけない。
 敵に囚われるようなふがいない持ち主で申し訳ない。
 此処に至るまでに無理はしていまいか?
 お前も無事で良かった。
 某だけ生きながらえても、意味がないからな」

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No.16

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サトル・クロノ

おら、畑で芋と南瓜を収穫しとった筈なんやけどなぁ。
ああ、あれやな!ドッキリ☆ちゅーやつやろ?
ほら、はよ、ドッキリ☆の板ださんかーい!!
って、何時まで経っても出てきぃひん。
わぁあああ助けてえぇぇリープ・リーパぁああああ!!!

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アダマスの大鎌 リープ・リーパー

「あははは。カボチャ頭がいーっぱい。
ぜ~んぶ収穫しちゃいましょうね~。
刈って刈って…あは…魂の緒まで刈り取ってやる…。
私からマスターを盗ろうだなんて、
ぜえ~ったいに、許しません、から、ね?」

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アダマスの大鎌 リープ・リーパー

​「ぜぇ、はぁ、間に合った…。ふぅ。よし!
あー、こほんこほん。ん゛ん゛っ。

…今!私を呼びましたね?サトル様。
とっても有能な私が、颯爽と助けに来てあげましたよ!
嬉しいですか?感動ですか?すごいですよね、えらいですよね!
も~っと褒めてくれていいんですよ。さあ。さあ。
この服も可愛いでしょう。え、汚れてます?うそ!
まさかゴーストのくせに返り血なんてあるわけ…、
あ、こっちの話でーす。
そんな事より早く帰りましょう。私、今日はカボチャ料理が食べたいな~」

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サトル・クロノ

「う”わぁああああん!リープ・リーパァアアアア!!!
お前、超有能!!助けに来てくれてありがとぉおぉっぉぉぉ!!!

って、うん?返り血ってなんなん??
まぁ、ええわ。
カボチャ料理食べたいんなら、ほなはよ帰ってカボチャの収穫せな。
あ、収穫の手伝いもしてな?
そん時は、そのかわええ服は脱いでな?
ちょ、別にやらしぃ意味で言うてないから!
汚れたら嫌なんやろ?それ以上の意味は(多分)ないわぃ!!」

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No.17

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和泉 螢

「まさかこんな非現実な世界にこう何度も来る事になるなんてね…
声の主の目的は何なのだろうか…。
さやが無事だといいけれど。」

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月華派 清風(さやかぜ)

「美味しいよ~洋菓子だけじゃなくって、和菓子もあるよ。
キンツバとか金太郎飴とか…!だから通してね~」

ゴースト一匹目戦闘回避、二匹目回避……刀の切れ味温存。
──螢様待っててくださいね。もうすぐ参ります!

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月華派 清風(さやかぜ)

「螢様、お怪我はありませんか?……あっ!ひどいっ、手錠に足枷なんか!」

むーっと頬を膨らませ、人型から細身の刀に変身。
檻の隙間から入り込み、再び人型に戻ると心配そうに近づいて。

「良かった。綺麗なお顔も刀を握る指も、ご無事のよう。
……さあ、私を使ってください!
螢様の傍にあれば、私は斬鉄剣より強い刀となりましょう。
鎖も鉄格子もたたっ切ってご覧にいれます!」

主の手が自由になったなら、籠の中に残っていた菓子を取り出して。

「キンツバ一個死守してきました。
腹が減っては戦はできぬ──これをどうぞ」

螢の掌にキンツバを乗せ、にこりと微笑んだ。

月華派 清風(さやかぜ).jpeg

和泉 螢

「さや…ありがとう、助けに来てくれると思っていたよ。
君こそ、此処に来るまでに怪我はしていないかい?」
その姿に安堵の微笑みを浮かべる。嗚呼、やっぱり来てくれた。

「…ありがとう。」
手によく馴染む刀を握り、一閃させればそれまで己を拘束していたモノががしゃりと音を立て地に落ちた。
自由になった手首を擦りつつ顔を上げれば、そっと掌に載せられる菓子にくすりと微笑み。

「はは、さやの顔を見たら安心してしまったのかな、丁度お腹が空いてきたよ。
ありがたく頂こう。此処に来るまでで疲れたろう、さやも半分お食べ。」
半分に割った内の片方を掌にのせてから、そっとかじる。
「…うん、美味しい。さぁ、これで戦が出来るね。
犯人の目的は知れないが何か策謀している事は間違いない。
人々を守る為力を貸しておくれ、さや。」

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No.18

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セイオン・ヴィヴリオ

「(む、期待に胸膨らませ黒い影に飛び込んだはいいが、目も口も手足も塞がれているとなると何も調べようがないな。随分と警戒されてしまったようだ。
詠唱も出来ないし飛ぶ事も…ふむ、魔力も封じられているようだ。
此処は一つ囚われのヒロインに興じ、あの子が来るのを待つとしようか。)」

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スカルペル

「んふふ、動く人形の中身なんて初めてだから楽しみだなぁ♪
でもオニーサンも心配だし楽しむのは程々にして早く片付けよっと」

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スカルペル

「あーっ!オニーサンはっけーん!もー急にいなくなるなんて酷いじゃん!
きっとオニーサンの事だから自分から飛び込んで行ったんでしょ?
あんまり危ないことしちゃだめだからね!あとオレを置いてくのはもっとだめ!!」

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セイオン・ヴィヴリオ

近付く足音に顔を上げ。
嗚呼、この音は、きっとあの子が来たに違いない。
思わず微笑んでしまったけれど、このマスクでは口元なんて分からないのだろう。
早く声がききたい、顔が見たい。
…聴こえてきたのは、賑やかな声。
良かった元気そうだ。ところでね?
目も口も両手足も見ての通り機能していないんだ、まず拘束を解いて欲しいなぁ、なんて。
あ、解いてくれるかい、良かった。
これでやっと…君の名前が呼べるね。

「っぷは、あー息苦しかった!んん、眩しいね。
…スカルペル。助けに来てくれたんだね、ありがとう。
目の前に不可思議な穴があって飛び込まないなんてナンセンスな真似は出来ないさ。
ただいきなり君を置いていった事は謝るよ、すまない。
そうだね、どんな冒険も君がいた方がずっと楽しい。
もう暗闇はこりごりだよ、さあ此処を出よう。
…頭巾の彼にお仕置きもしてあげなくっちゃね。」

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No.19

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鴻坂玲杜

「まさか私が捕まるとは…
​何もこんな雁字搦めにしてくれなくとも良いんじゃないですかね(溜息)
…それより麗ちゃんは無事なのでしょうか。
今は無事を信じて待つ事しか出来ないようですが…こうも何も出来ないと歯がゆいですね…」

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旭派 麗桜華

「あーもう、なんなのよっ、

せっかくハロウィンスウィーツでティータイムのはずだったのに!

~~~絶対許さないんだからっ!」

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旭派 麗桜華

「ちょっとばか鴻坂、なに簡単に捕まっちゃってるのよっ!私はあなたの武器なのよ、武器に心配かける持ち主とか前代未聞なんだからね!こんな格好で来なきゃいけないとか……もうっ!///罰として家に帰ったらとっておきの紅茶を淹れなさいっ、一番美味しく淹れなかったら許さないんだからっ」

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鴻坂玲杜

 あっはは…馬鹿とは酷いなぁ(笑)
 麗ちゃんに何かあったらと思ったらうっかり油断してね…あんな頑丈に閉じ込められるのも予想外だったけれど(苦笑)
 ただ、君は来てくれるって確信があったからね、大人しく待っていただろう?
 …心配、かけてごめんね? でも、有難う(微笑んで頭撫で)
 でも…(少し離れてじっと見)そんな可愛らしい恰好で来てくれるとは思ってなかったからあの頭巾君には少しだけ感謝かな。
 さて、お姫様はとびきりの紅茶をご所望のようだから、帰りましょうか(微笑んで手を差し出し)

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No.20

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ロビン・レイク・ガーディナー

「参ったな…右目(魔力の源)を封じられてしまった。
全く情けない、得物もなければどうすることも……
(ディアを思い浮かべて)彼女は今どこに?無事なのか?
──ここは危険だ、無理はしないで欲しい。」

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聖弓 ディア

「貴方方と戦わなければならない、のですか?
ロビン様もフェイル様もいらっしゃらないのに……
――いいえ、弱音など吐いていられませんね。
主様を亡くすなんてこと、もう、二度と……。

道を、あけて下さい」

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聖弓 ディア

「ロビン様……っ!
お待たせして申し訳ございません……!
ご無事でなによりです。
お怪我は、お怪我はございませんか……?」

安堵感からか眼に涙が浮かぶ。
白いドレスに朱が滲んでいたのには気づかれてしまっただろうか。
少しバツの悪そうな顔をして、

「私は武器として主様を守るべき存在だというのに、ロビン様やフェイル様がいることが当たり前になって、お二人がいないとこんな……。もっと、しっかりしなければいけませんね」

そういって少しだけ、微笑むのだった。

聖弓 ディア.jpeg

ロビン・レイク・ガーディナー

「助けに来てくれてありがとう。
どこも、何ともありませんよ。」

涙が滲むディアの瞼を、指先でそっとなぞる。
しかし次の瞬間、彼女のドレスの赤い染みに気づいて愕然とする。

「しっかりしなければならないのは、僕の方です。
今回は捕まった僕の失態……後でフェイルに叱られるな。」

ディアが少しだけ笑顔を取り戻したのを見て

「貴女は本来、戦いが似合わない優しい人。
なのに僕の命を守ってくれると言うのなら
……僕は貴女の笑顔を守れるように、強くならなければね。」

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