TOUKENBUYUSAI
フェンモルブルグ城攻防戦
攻撃側
No.21
【武器名】ヴェノム・デッドリー
【武器の種類】短剣 【性別】男
【武器の性能(武器の見た目・性能等)】
深紅の刃が特徴の短剣。
大きさも切れ味も一般的な短剣と然程変わらないが、深紅の刃は持ち主の血を吸う事でその血から毒を生成し毒刃へと変わる。
恐らくは拷問や暗殺用の武器だとされている。
ヴェノム・デッドリー から生成できる毒は血の量や質によって強さや効力が変わり、その効力が既存の毒物と似ていても全くの別物。よって解毒剤は存在しないとされているが、実際は毒の元になった血の持ち主の涙が解毒剤となる。
(この事実はあまり知られていない)
【性格】
彼の前の主は小さな村に住むごく普通の女だった。
幸か不幸か本来の使い方を知らずに彼女の夫が
護身用にと贈ったのが彼だった。
彼女と過ごす内に彼は彼女を愛するようになっていた。
この想いが叶わずとも彼女を護る事が自分の愛なのだと、
そう思うだけで彼は満たされ、幸せだった。
しかし、悲劇は起きる。
些細な行き違いから夫は彼を使い彼女を殺害してしまった。
その事実に絶望した彼は暴走した。
愛する人の血を吸った彼からは猛毒が溢れだし村ひとつを滅ぼした。
それ以降の彼は過去に囚われ時間を止めたまま。
聖剣アルフリートの声にのみ従い、目的も信念も無く破壊されるまで
その刃を止める事は無い。
しかし彼の時間を動かすことが出来れば或いは――
【製作者】ブラッドスミス
愛とは何なのでしょう…
私も彼も確かに彼女を愛していました。それなのにどうしてこんな残酷な結末に…どう、して……
No.22
【武器名】ヴァルプルギスの影絵
【武器の種類】ランタン 【性別】女
【武器の性能(武器の見た目・性能等)】
ヴァルプルギスの夜に魔女が使用していたと言われるランタン。
その柄を持てば独りでに灯り、まるで水のように火が溢れ出す。
火は橙に煌き、燃え移ればそれが消し炭となるまで燃える業火と化す。
ランタンは黒く不気味ながら美しく装飾されている。
彼女自身もそれを体現するかのように黒を纏う。
其処に開くは満月のような金色の瞳。
【性格】
性格は人との接し方において不器用であり無愛想。
言葉選びや態度に因り相手に棘や冷たさを与えてしまうが、温情が無い訳ではなく好意的に接してくれる相手にはその身を案じる言動を見せる時もある。
思慮深くあるがそれを他人に伝える事は少なく、会話は当たり障りのない内容が多いものの、機嫌が良い時にはやや饒舌になる可愛い一面もある。
アルフリートの声に応えた理由は、身体を得て当時のヴァルプルギスの夜を再現する為であり「武器だけの世界を作る」という目的にあまり興味は無いようだ。
「あの夜」の光景を胸に抱いて火を灯し続ける彼女は、その名前に恥じぬ影絵となって戦場に映し出される。
ヴァルプルギスの夜に相応しい夜宴を迎える為に……
No.23
【武器名】ラトリアの聖剣
【武器の種類】剣 【性別】女
【武器の性能(武器の見た目・性能等)】
かつて神が振るったとされる聖剣。
剣身は特殊な金属で作られており軽く、それでいて硬い。
美しい輝きで魔を祓うとも云われていたが、今では鈍く霞んでしまった。
魔術の触媒としても使え、剣術と魔術の両方を扱ってこそ真価を発揮する。
擬人化しているときは殆どが魔術による攻撃である。
【性格】
彼女は人間に対する怒りと悲しみ、そして大きな失望によって人の形を成した。
それと同時に人間を無に還すことが人間にとって救いになると考え、アルフリートからの誘いを承けるに至った。
とは言え、むやみやたらと人間を襲うわけではない。
彼女なりの基準とアルフリートからの指示があった場合のみである。
性格は大人しく、品のある立ち振舞いをする。
神と供にあった時代の名残りだろうか。
彼女はあらゆる魔法に精通しており、火も水も光も瞬時に生み出すことが可能。
旅路に連れていくと心強い。