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【王】水晶(シュェイジン)・【神獣】雅海 主従

国名:天籟(テンライ=天が吹き鳴らす音楽)
造る国の姿:
身分の差、貧富の差がなく、皆が幸せになれる国。
それが夢物語であるならば、せめて身分の低い者も、より多くの喜びを感じられる国にしたい。
そのためには、まず国全体の経済力を底上げする。
例えば海苔佃煮の美味しさをもっと宣伝しつつ、他国への安全な輸出ルートを確保する。
できれば海妖をもう少し外洋に追いやって、遠洋漁業もできるようになったら嬉しい。
さらに芸能や娯楽を、もっとエコ価格で楽しめるようにしたい。
そして労働者の完全週休2日制の実現…1日は身体を休め、1日は遊べるように…が理想。


「お美しい方…これは失礼しました。まず名乗るのが礼儀ですよね。
私は名を水晶(シュェイジン)と申します。海産物問屋の娘…養女です。
私は自分が王の器だとは思っておりません。
でも…蒼い空の下で、凪の海辺で。
何の差別もなく、どんな人も皆、手を取り合って。
楽しい歌声が天まで届くような…そんな祭りができればいいなと思うんです。
そんなことができる国を造る…そのお手伝いをして頂けたらと…思うんです」

 


「某の名は、雅海。そなたは…王の選定を受けに来たのだろうな。
祭り、そうか、楽しそうではないか。政治は大事だが、民が楽しいのが一番。
…そなたは自分は王の器ではないというが、某にはそうは思えないぞ。
いわゆる王気というのを感じるのはもちろんだが、何よりも、その言葉。
家は問屋だと言ったが、己の家の商売よりも民のことを考えている。
まるで民の歌声が聴こえてくるようだ…というのは大袈裟かもしれんな、はっはっは」

束の間鷹揚に笑声を溢した雅海は、やがて、天馬の姿となり深く頭を垂れる。

「我が王である水晶よ、『我が身は永遠に汝とともに』。
…さて、儀式へ向かおう。少しばかり退屈かもしれんが、耐えてくれるな?
儀式が終わったら、そなたの造りたい国の姿を、もっと聞かせてほしい」

© 2017 王と神獣

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